私達はフィティアンガの町中の約10エーカー(約40000㎡)の小さなファームに住んでいる。ニュージーランドに移り住んで3年目に自分の土地で馬を飼うという夢を実現させ、家を建てて住み始めたのだが、住んでみてすぐ広い土地の管理が思ったより大変なことに気がついた。
義父さんが移ってきたとき、私たちの土地には友達のサラブレットが2頭と私と娘の馬が2頭で、あわせて4頭の馬がいた。毎日、夕方になると娘と私は交代でパディック(放牧地)のあちこちから山のような馬糞をあつめてきて始末し、鍬を持って馬に食べさせられない雑草を取って回り、夏には近所のファーマーに頼んで干草を作りと乏しい知識でファームの管理に奮闘していた。
ところが義父さんがやってきてまず決行したことは馬を2頭にへらし、牛をおくことだった。彼曰く、
1.馬は強い前歯をもっていて、牧草を地面すれすれの根元まで噛み切って食べる。続きを読む